夏至のお風呂は菖蒲か塩は間違い?意外と知らない風習を詳しく解説!

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冬至の日に柚子湯に入ったり、カボチャの煮物を食べるのは、

多くの人が知っている有名な風習です。

 

しかし、夏至の日に何をすればいいのかはあまり知られていません。

 

「夏至の時は何を食べればいいの?お風呂は特別な入り方があるの?」

という疑問を持った人もたくさんいるはずです。

 

そこで今回は、夏至の意味や風習について解説していきます。

 

そもそも夏至ってなんのこと?どんな意味があるか調べてみた

まず、夏至とは一体どんな意味を持っているのでしょうか。

夏至というのは

「1年の中で、最も太陽の出ている時間が長い日」

のことをいいます。

学校の授業などでも一度は聞いたことがあるはずです。

 

冬になると、冬至といって

「一年で最も太陽の出ている時間が短い日」

もありますが、

夏至と冬至では昼の長さが5時間も違うのだそうです。

 

夏至は毎年6月21日前後の事を指しています。

 

これは天文学が関係していて、

太陽が夏至点を通過する瞬間が6月21日頃に来るために、

この日を夏至と呼んでいるのです。

 

ちなみに2018年も、6月21日が夏至の日です。

 

夏至の風習は何をするの?地方によって違いがあった!

関東や関西では、現在も夏至の日に食べ物を食べる風習が残っています。

たとえば大阪では、タコを食べます。
これは、タコの足のように稲が強く育ちますようにという願いが込められているのです。

 

他にも、京都では「水無月」という名前の和菓子を食べる風習があります。

そして、奈良や関東地方では小麦餅を食べるのが習わしとされています。

 

関東地方では、昔から小麦と稲の二毛作が伝統的に行われていました。
そこで収穫された小麦やお米を材料に作られた小麦餅を、

豊作を願って神様にお供えしたり、

家族や農作業を手伝ってくれたみんなで食べたりするというのが

関東の夏至の風習だったといいます。

 

他にも、福井県では昔から夏至の時期になると

焼きサバを食べているそうです。

 

これは、サバを食べて体力をつけることで、

忙しい田植えの時期を頑張って乗り切ろうという理由から始まったもので、

現在も続いているものです。

 

うどんで有名な香川県は、その年に収穫された麦を使って打ったうどんを

食べる風習が現在まで続いています。

 

また、由来は不明ですが、愛知県の一部の地域では、

あぶったイチジクに田楽味噌をつける

「イチジクの田楽」というものを食べています。
このように、日本全体でなくても、

夏至の食べ物の風習が残っている地域もあるのです。

 

夏至の日のお風呂は?菖蒲湯に入るところも!

調べたところ、夏至の日に菖蒲湯に入るという説はあるようですが、

具体的な地域などは探し当てることができませんでした。

 

菖蒲湯といえば5月5日の子供の日、

端午の節句に入るものというのが有名な風習ですよね。

 

実は、夏至の日は旧暦に当てはめると5月の中に入っており、

時期的にはちょうど菖蒲の花が見ごろなのだそうです。

 

そのため新暦となった現在も、夏至の日に菖蒲湯に入るという習慣を

続けているところがあるのかもしれません。

 

菖蒲湯の他にも、この時期にちなんだ夏みかんやレモンなどの柑橘類を入れると、

さわやかな気分でお風呂を楽しめるという声もありました。

 

スーパーで買うことができるものですし、

ちょうど夏に向かって気温が高くなってくる時期ですので、

試してみるといいかもしれません。

 

まとめ

 

やはり冬至に比べると、

夏至の日の過ごし方ってすぐには思い浮かばないものですよね。

 

筆者も、冬至の日はカボチャの煮物を食べたり、

柚子湯に入ったりしていましたが、

夏至の日は毎年いつもと変わらない1日を過ごしていました。

 

冬至のように決まった風習がない夏至の日は、

何もせずに過ごしているという人の方が多いかもしれません。

 

ですが、今年はいつもと違った夏至の日の過ごし方をしてみても

いいのではないのでしょうか。

 

自分が暮らす地域でおなじみな夏の食べ物を食べたり、

好きな柑橘を浮かべたお湯に入って、特別な過ごし方をしてみませんか?

 

1年に1回しかない夏至の日を、自分だけのオリジナルのやり方で楽しく過ごして、

その後にやってくる夏を迎えましょう。

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