だんだん近づいてくる梅雨の時。
毎日雨が降ると外に出るのが嫌になったり、やる気がなくなったり…。
私は雨が大の苦手なので、どうしても梅雨の時期は気持ちが沈んでしまいます。
よく子供のころは、雨の降らないでほしい日の前日などに
てるてる坊主を作っていました。みなさんも一度は作ったことがあるのでは?
そのてるてる坊主の由来が実は怖い…。
なんて耳にして気になった人、たくさんいると思います。
そんな怖い話あったの!?と知らなかったあなたも、
明日から学校や職場で言いたくなるかも?
そんな気になるてるてる坊主の由来をご消化していきます!
意外に知らないてるてる坊主の由来!調べてみたら中国のこんな物語!
てるてる坊主って子供のころから知っているけど、
意外にみなさん由来って知らないですよね。
実は、てるてる坊主は中国からやってきたと言われています。
中国では、てるてる坊主は「掃晴娘(サオチンニャン)」と呼ばれています。
掃晴娘は、紙を切って作られた人形で、手にほうきを持っているのが特徴!
中国では、雨が降った時に空を掃く真似をするそうで、それを掃晴というようです。
名前の漢字から読む雰囲気と、手にほうきを持っているてるてる坊主、
と聞くとなんだかとてもキュートなてるてる坊主を想像してしまいますね!
また、ほかにも「晴娘(チンニャン)」の伝説というものもあります。
昔、晴娘という娘がいう折り紙が得意な娘がいたそうです。
ある年の6月、北京では大雨が続いて水で溢れかえっていました。その娘は、降り続ける雨がおさまるように空に向かって祈ったそうです。
するとどこからか、「東海龍王の王子の妃にならなければ、北京を水没させる」という声が聞こえてきたそうです。
娘がその通りにします。と言うと、突風が吹き娘の姿が消え、雨は止み、
青い空が広がりました。
それから人々は晴娘をしのび、
雨が続いた日には切り紙を門に掛けるようになったそうです。
こちらは怖いというよりも、とても切ない話ですね。
てるてる坊主の由来が日本のお話も!こっちのほうが怖い!
日本でのてるてる坊主の由来は、お坊さんから来ているそう。
昔、天候を祈祷する役目はお坊さんが持っていました。
そのことから、中国のてるてる坊主が女の子なのとは違い、
日本もてるてる坊主は「坊主頭」になったそうです。
また日本に伝えられているてるてる坊主の物語も、中国とは別の物語があります。
むかしむかし、ある町で毎日雨が続いて困っていました。
するとそこに、『お経を唱えると必ず晴れる』ということで有名な
お坊さんがやってきたのです。
そこでお殿様はお坊さんに、目の前でお経を唱えさせました。
しかし雨はなかなか止みません。
次の日も雨は降り続け、怒ったお殿様は、
なんとお坊さんの首をはねてしまったのです。
そしてそのお坊さんの首を、白い布でくるみ吊るすと、
次の日はとてもよく晴れたそう。
…とても怖いですね。怖いし、残酷。
思わず私も背筋がゾクッとしてしまいました…。
てるてる坊主の童謡もよく聞いたら怖い歌詞だった!
最後に、てるてる坊主の童謡をみなさん全部聞いたことありますか?
とく小さい頃は、「あ~した天気にしておくれ♪」と
歌ったこともあるのではないでしょうか。
みなさんが知っているてるてる坊主の童謡は、実は1番のみなんです。
てるてる坊主の童謡は全部で3番まであるんですよ。
それでは1番から3番までの歌詞をご紹介します!
1 てるてる坊主 てる坊主
あした天気にしておくれ
いつかの夢の空のよに
晴れたら金の鈴あげよ
2 てるてる坊主 てる坊主
あした天気にしておくれ
わたしの願いを聞いたなら
あまいお酒をたんと飲ましょ
3 てるてる坊主 てる坊主
あした天気にしておくれ
それでも曇って泣いてたら
そなたの首をチョンと切るぞ
…怖いですね。1番と2番まではまだ楽しい歌に聞こえます!
でも、3番まで聴くと、なんだか子供に聞かせられるような
童謡に感じられませんね(笑)
先ほど紹介した、お殿様がお坊さんの頭を切ってしまった話から
来ているような感じがしますね。
先日たまたまテレビを見ていたら、てるてる坊主の童謡が実は怖い!
とやっていたので、私もそこで初めて知りました!
3番まで聴くとゾクッとしますね…。
まとめ
いかがでしたか?中国に伝えられている女の子の話は、
そこまで怖くなかったですよね。
しかし、日本のてるてる坊主の物語と、童謡はやっぱり怖いですね!
てるてる坊主はかわいいイメージがあったので、そんな結末があったのか…。
とついショックを受けてしまいました。
あまり自分の子供には聞かせたくないです。
でも夏の怪談の時期に話すには、もってこいの話ですね!
ぜひ、学校などで話してみてください♪
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