6月が近づき雨の季節になると、どこからともなく現れるカタツムリやナメクジ。
「もうそんな時期なのかぁ」と季節の巡りを感じつつ、お花や植物を食べてしまっているとちょっと迷惑でもありますよね。
これ、放っておくと意外と被害が大きくなってしまうのですよ。見た目は小さいけれどなかなかあなどれません。
今回は、手塩にかけたガーデニングや家庭菜園が台無しになるその前に!
上手にかつ効率よく取り除く方法をお伝えいたします。
庭の植物が食べられてる!ナメクジやカタツムリが原因!?
ガーデニングの観葉植物や家庭菜園の植物に虫食いのような穴が…という経験がある方
けっこういらっしゃるのでは?
その被害が梅雨の時期だと、犯人はじつはカタツムリやナメクジなのです。
子供のころカタツムリが葉っぱの上をノロノロと移動していると「可愛いなぁ」なんて、なんだかほのぼのと観察しましたよね。
しかし見かけの可愛さとは裏腹に、じつは害を及ぼしているのです。
カタツムリは小さなものならまだなんとか可愛く見れるけれど、
ナメクジなんかはちょっと気持ち悪いですしね。
景観的にもいただけません。
おまけに悪いことにカタツムリやナメクジは柔らかいところを好んで食べてしまうので、
せっかくきれいに咲いた花の花びらや新芽を食べられて茎だけになってしまったり…。
なるべくなら安全に駆除したくはありませんか?
小さなお子さんやペットがいるご家庭ならなおさらです。
今回おすすめするカタツムリとナメクジの駆除方法は四つ。
・駆除剤などの薬品を使う方法
・銅を使う方法
・コーヒーや紅茶などのカフェインを利用する方法
・ビールを使う方法
できるだけ害のない安全なモノを厳選しましたよ。
次の項から詳しくご紹介いたします!
駆除には薬?ナメクジ駆除剤にも種類がある!
まず確実に駆除したい場合はやはり薬品を使う駆除方法。
これが圧倒的に効果があります。
大きく分けて三つあるので、それぞれでご紹介いたしますね。
エサのような薬品で誘導する
カタツムリやナメクジの好む質感のエサを模した駆除剤。
アリやゴキブリの駆除でも同じようなものがありますね。
こちらは駆除剤を被害の大きな箇所に置いておき
カタツムリやナメクジを誘引するだけなので手間いらず、もっとも簡単な方法です。
家庭用から業務用までがあり種類が豊富です。
顆粒状の薬品を散布
こちらは広範囲に散布するタイプ。カタツムリやナメクジ以外にも効果がありますよ。
カタツムリやナメクジが移動する先々に駆除剤があるので駆除に絶大な効果がアリ。
お庭や家庭菜園をしているところ全体に敷くように散布しておきます。
ペットがいるご家庭は駆除剤を口に入れないようにくれぐれもご注意を。
直接薬品を噴射する
カタツムリやナメクジに直接駆除剤を噴射する方法。
ぶ害虫や這う害虫にも使用される殺虫スプレーと同じ要領です。
お庭のお手入れの際に見つけるやいなやサッと駆除するときにはとてもおススメです。
こちらも小さいお子さんやペットが近くに居ないのを確認してから使用してくださいね。
やはり絶大な駆除効果が期待できる駆除剤。
最近では天然成分だけを使用して製造されたものや、
時間がたつと地中のバクテリアによって分解され自然にかえるタイプなど
安全面にも考慮されたものが市販されています。
ただし、もう本当に被害が大きくて参っている場合には、
強力な薬剤で一気に根絶やしにするのも一つの手段でしょう。
薬より安全な方法は?銅やカフェインが苦手なので使える!
もっと安全に、もっとお手軽に駆除したい方は必見!ご家庭にあるカタツムリやナメクジが苦手な成分を応用した駆除方法もありますよ。
実はカタツムリやナメクジは、銅の成分とカフェインの成分がとても苦手。
この苦手な成分を利用すればお金もかからず安全、まさにエコな駆除方法です。
銅の成分を利用する
被害が大きい箇所に十円玉を置いておくだけ。
銅を材料に使用したものなら何でも使えますよ。
とくに食べられたくないお花や新しく出たばかりの新芽の近くにおいておけば
カタツムリやナメクジが寄り付きにくくなります。
カフェインの成分を利用する
コーヒー豆、粉末コーヒー、紅茶や緑茶の茶葉、ティーパックなど、
カフェインの成分が含まれるものなら何でも大丈夫。
蒔いたり置いたりしておけばカタツムリやナメクジが寄り付きにくくなります。
ただし注意していただきたいのは、植物に直接かけると、
色素が沈着してしまうのでせっかくのお花や葉が台無しになってしまいますよ。
※これら二つの方法は殺虫ではなくあくまでも「寄り付きにくくする」いわば予防方法です。
おまけ!ビールを利用する
最後におまけです。こちらは苦手な成分ではなく好む成分を応用する方法。
カタツムリやナメクジはビールの成分を好むので、
プラスチックのカップやペットボトルなどの登れる程度の高さの容器に
ビールを入れて置いておきます。
そこに誘引されたカタツムリやナメクジが最後にビールで溺れ死ぬという方法です。
ただし、死骸を処理するのが苦手という方にはおススメできませんのであしからず。
まとめ
恐ろしいような話ですが、じつはナメクジやカタツムリは、
ご家庭で目に見えて現れる数の数十倍から数百倍の数は生息しているのです。
アリやゴキブリなどと一緒ということですね。
産卵時期は晩秋で、冬を越し梅雨の時期に入ると生まれたばかりのものから、
老衰しているものまで雑多に生息しているので特に多く現れるというカラクリ。
どうりで梅雨の時期は多く見られるはずですよね。
この一番多く生息している時期になるべく駆除してしまえば必然的に全体数が減ります。
どんどん数が増えてしまうその前になるべく多くの対策をこうじた方が、
圧倒的に良いということです。
ここは心を鬼にして!来年からのご家庭のお庭や家庭菜園を守り抜くために
「これ!」と思った駆除方法を実践してみてくださいね。
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