生後一か月の沐浴を卒業し、いよいよパパやママとのお風呂デビュー。
でも沐浴の手順は母親学級などでレクチャーを受けたけど、
通常のお風呂のレクチャーって受けましたか?
たしかあまり詳しくは教わっていませんよね。
今回は、赤ちゃんと二人で入るお風呂が楽しくなる安全な入浴方法をご紹介いたします。
どのママにも必ず出来る方法です。
あまり怖がらずに楽しんでチャレンジしてみてくださいね。
そして今回のご紹介する方法は、一般的に推奨されている方法と
わたし個人の「こうすると効果的だった」という実体験を交えながらお伝えするので、
あらかじめご了承ください。
まずはお風呂の準備から!!
①なるだけ温かいお部屋に赤ちゃんとママの着替えをすぐに使えるよう準備しておく。
(肌着、パジャマ、おむつなど)
このときにあらかじめ肌着とパジャマを重ねておくとサッと着せられるのでおススメです。
②入浴後に赤ちゃんが飲む湯冷ましを作り保温ケースなどに入れセットしておく。
赤ちゃんは入浴中に意外とたくさん汗をかくので必ず飲ませてあげてくださいね。
③着替えの時につかう敷布団やマットの上にバスタオルを敷いておく。
脱衣所に赤ちゃんに少しの間待っててもらうためのクーファンや
バウンサーをセットしておく。ベビー布団に寝かせて待っててもらっても大丈夫ですよ。
④39℃前後のお湯を湯船にはる。この時浴室のドアを閉めた状態でお湯をはり、
浴室全体をしっかりと温めます。
ママの使いやすさ重視で石鹸やシャンプーなどを浴室内にセット。
いざ入浴というときに「アレがない!コレがない!」と慌てないように
入浴前の準備は万全にしておきましょうね。
スッポンポンでウロウロしていては風邪をひいてしまいますよ。
一緒に入ると赤ちゃんも安心する!?
沐浴を卒業した後の入浴は、やはりママやパパも一緒にお風呂の時間を
楽しんだ方が赤ちゃんも安心します。
諸説ありますが、浴室で響くママの声は胎内にいた時に赤ちゃんが聞いていた
ママの声と聞こえ方が似ているのだそう。
それにお肌とお肌が直接触れ合うことも赤ちゃんの安心感に一役かっていますので、
ぜひ一緒に入ってあげてくださいね。
ではいよいよ赤ちゃんとママ二人での入浴方法をご紹介!
①服を脱がせすぐさま赤ちゃんの全身を覆う程度の肌触りの優しいタオルやガーゼをかけてあげる。
②タオルやガーゼをかけた状態で脱衣所にセットしたクーファンなどに赤ちゃんを寝かせてあげる。
③浴室のドアを開けた状態でママが手早く掛湯をする。このとき赤ちゃんが不安にならないように声をかけてあげると良いでしょう。
④首の後ろを支えつつ赤ちゃんを縦に抱っこし体を密着させながら浴室に入る。※タオルやガーゼは基本常にかけた状態で入浴します。
⑤そのままの状態で赤ちゃんと一緒に掛湯をする。
⑥赤ちゃんを縦抱きにし、かけたタオルを手に握らせてあげながら一緒に
湯船にゆっくり浸かる。
手に何かを握った状態だと赤ちゃんはとても安心します。
このとき、怖がらなければママの手のひらでそっと赤ちゃんの髪を濡らしてあげると
シャンプーが楽になります。
⑦対面で縦抱きに抱っこした状態でママが座り、
石鹸をよく泡立てて手のひらを使って赤ちゃんの体全体をマッサージするように洗う。
⑧体や手、床についた石鹸を洗い流し、体を洗うのと同じ要領で頭を洗う。
⑨水圧を極力おさえたシャワーでシャンプーを優しく丁寧に洗い流す。このとき、シャワーヘッドを赤ちゃんの頭に軽く当てながら流すと刺激が少なく怖がりませんよ。
⑩風邪をひかないように湯船で温まり、転倒に注意しながらあがる。
ここまでが脱衣から入浴までの一連の流れ。ここまでのポイントは二つ。
一つ目は、常に赤ちゃんにタオルやガーゼをかけている状態で、
タオルの端を手に握らせてあげること。安心感が全然違いますよ。
洗う時も同様。上半身を洗うときは下半身にタオルをかけてあげた状態で洗い、
その逆もしかり。
二つ目は、常に首の後ろ部分をママで頭を包み込むように支えてあげること。
両耳の後ろ側にママの親指と中指を当てるように支えるのがコツです。
お風呂場で転ばないように泡はしっかり流して!!
赤ちゃんとの入浴で何より怖いのは浴室での転倒。
最初はうまく洗ってあげられなくても大丈夫ですので、
転倒だけは絶対に気を付けてください!
石鹸を使用した後はマメに泡を洗い流すことを徹底しましょう。
また、転倒防止のお風呂マットを使用するのもおススメです。
このことに注意して無事に入浴を終えたら、次は入浴後のお着換えですね。
①赤ちゃんをバスタオルにくるみ、セットしておいたクーファンやベビー布団に寝かせ、その間にママの体についた水分をよく拭き取る。
②温かい部屋にセットしておいたマットやベビー布団の上のバスタオルで体全体を包むように体や頭をよく拭いてあげる。
③入浴後すぐの赤ちゃんは体温が上がり汗をかくので3分~5分くらいはそのままバスタオルでおくるみをした状態でクールダウン。このときに湯冷ましを飲ませてあげるのが良いでしょう。
④必要に応じてスキンケア。お薬を塗布する。
⑤手早くおむつをあて、重ねておいた肌着とパジャマを着せてあげる。
入浴後に赤ちゃんの足を冷やさないように気を付けてあげると、
寝つきがすごく良くなりますよ。
バスタオルにくるんでクールダウンしている最中にママが
赤ちゃんの足を手のひらで包み込んであげたり、
足の裏をマッサージするのがおススメです。
まとめ
なんだかすごく難しそうに見えますが、大丈夫。
つまり、転んだり溺れたりしないようにお風呂に浸かり、
無事にあがってこれれば良いのです。
難解すぎてわたしには無理!というママは、湯船に浸かっているときに
赤ちゃんの体と頭を撫でるようにしてあげるだけで一日の汚れはだいぶ取れるもの。
※ただし局部だけはなるべくしっかりと洗ってあげてください!
最初から完璧に理想の手順通り出来るママなんていないのですから。
あまり緊張しすぎずに、最初は
「赤ちゃんととりあえず湯船に一緒に浸かってみる」
くらいの気持ちで良いのです。
ママも赤ちゃんと一緒になってお風呂でリラックスしてみては?
追記
「ママの体や頭はいつ洗うの?」という声が聞こえてきそうですね。
ここからは個人的な見解ですので参考程度にしてください。
多くの育児本やインターネットサイトで、
「赤ちゃんを裸の状態で脱衣所で待たせ、先にママが洗ってしまう」
と紹介されていますが、
個人的にはまず赤ちゃんの入浴を優先させた方が良いかと思います。
ママが洗っている間に泣き出してしまったり、待たせることで不安を覚え、
赤ちゃんの入浴に対するイメージが悪くなるといけないと思うのです。
洗っている間に何があるかは誰にも予測できませんしね。
ここはママはちょっと我慢して、赤ちゃんが眠った後にゆっくりと
入浴した方がリフレッシュもできます。
しかし、しつこいようですがこれはあくまでも個人的な意見。
何か事情がありどうしても赤ちゃんの入浴と同じタイミングで
ママも洗わなければならない場合は是非そうしてくださいね。
大切なのは、ママがストレスを溜めることなく出来る方法を選ぶことですよ。
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