ようやく病院からおうちに連れて帰ってきた赤ちゃん。
抱っこしたら泣き止むと聞いたけれど、抱いても泣くばかり。
抱き方が悪いのかしら。それともどこか体の悪いところがあるのかしら。
新米ママは慣れない育児でおろおろしてしまうことがあります。
赤ちゃんはどうやって抱いたらいいの?抱いても泣くのだけれど、どうして?
赤ちゃんの基本的な抱き方とケアの仕方をお教えしますね。
抱っこの仕方が間違って赤ちゃんが泣いている!?
抱っこの仕方が正しくても赤ちゃんが泣くことがあります。
赤ちゃんの不快感を訴える唯一の手段が泣くことだからです。
赤ちゃんが泣いている理由をいくつか挙げてみます。
おなかがすいている。おむつが汚れている。
これが一番多い理由なのではないでしょうか。そして一番簡単に解消できます。
眠い。疲れている。
ぐずぐずと泣きます。月齢が上がってくると目をこすったり頭をすりつけたりします。ゆらゆらして寝かしつけてあげましょう。
体調が悪い。
これが一番心配ですね。熱の有無を確かめてください。顔色はどうでしょう。
いつもと違う泣き方をしていますか?
おならやゲップがうまく出せなくて苦しんでいることもあります。
マッサージや軽い手足の運動をさせてみたりしましょう。
明らかに体調が悪いときはお医者様に相談しましょう。
正しい抱っこの仕方とは!!
病院から退院したばかりの赤ちゃんが泣くときは
ママやパパが赤ちゃんになれていないことが原因になっていることがあります。
生まれたばかりの赤ちゃんは本当に小さくて触るのにもおっかなびっくり。
そんなママの気持ちが体の硬さとなって表れてしまうのです。
ママが抱くと泣くのにおばあちゃんが抱くと泣き止む、
そんなケースはママの気持ちが原因のことがあるのです。
深呼吸をして落ち着きましょう。大丈夫。
赤ちゃんは思っているよりもずっと丈夫です。
壊れ物のように扱う必要はありません。
一日、二日たつうちにすぐにママも慣れますよ。
ともあれ、正しい抱き方です。赤ちゃんのオーソドックスな抱き方を
新生児と首が据わった赤ちゃんに分けて解説しますね。
新生児の赤ちゃん向きの抱き方(横抱き)
寝かせてある赤ちゃんの首の下に片手を入れ頭と首をしっかり支える。もう一方の手をおしりに下に入れ赤ちゃんを抱き上げる。
赤ちゃんを胸に引き寄せ、頭を肘のところでしっかりと支える。もう片方の手はおしりに回してずり落ちないように支える。
このやり方は首の据わっていない赤ちゃんを抱く方法です。首がぐらつかないようにしっかりと保持しましょう。
首の据わった赤ちゃんの抱き方(縦抱き)
赤ちゃんを抱き上げるまでは同じです。
赤ちゃんの頭を上に方と胸をつけるように引き寄せる。
おしりをしっかり肘のところで支え、頭と首をしっかり保持する。
首の据わっていない赤ちゃんもゲップをさせるときこの格好で背中をぽんぽんとたたきます。
どちらの抱き方にしてもポイントは赤ちゃんをしっかり自分の体に密着させること。
赤ちゃんはママの暖かさが大好きです。
まだ首の据わっていない赤ちゃんはしっかり首と頭を支えてあげてくださいね。
ある程度大きくなったら抱き方は赤ちゃんの好みに合わせましょう。
縦抱きが好きな子もいれば、横抱きが好きな子もいます。
他人に任せずお母さんが抱っこして!!
「抱き癖」という言葉があります。
赤ちゃんが泣いてすぐ抱くようにしていると抱っこしないと
泣き止まない赤ちゃんになってしまう、ということを心配した言葉です。
最近では抱き癖ということは否定されています。
むしろ小さいときにしっかり抱いてあげた赤ちゃんのほうが
早く自分で遊び始めるという研究結果も出ています。
なるべく赤ちゃんが望むだけしっかり抱いてあげましょう。
赤ちゃんがご機嫌であればあるだけ育児は楽です。
とはいっても、家事や掃除など赤ちゃんのお世話以外の仕事もたくさんありますよね。
抱っこしてあげられなかったことで罪悪感を覚えるママもいます。
そんなときは少しくらい放置しておいても大丈夫、赤ちゃんはわかってくれます。
少し待っておいてね、などと優しい言葉をかけてあげてください。
本当に忙しいときは、パパとかおじいちゃん、おばあちゃん、他の人の手を借りましょう。
周りの人の力を借りて家事をとことんまで手抜きをしましょう。
パパのおかずが一品減っても赤ちゃんのためならきっと許してくれるはずです。
赤ちゃんにとってもママにとっても抱っこのできる期間は本当に短い時間です。
できるときにできるだけしっかりと抱きしめてあげましょう。
まとめ
・赤ちゃんは正しい抱き方をしていても泣くことはある。原因を探して赤ちゃんの不快感を取り除いてあげましょう。
・抱き方は新生児の赤ちゃんから使える横抱きと、首が据わってから使える縦抱きがあります。体を密着させて首をしっかり支えてあげてください。
・なんといってもママに抱かれるのが一番。お母さんの気持ちが許す限り抱っこしてあげてください。
ママが抱っこしたほうがいいことはわかっている。
でもなかなかママの体調が優れず思うように抱っこできない。
そんなときもあるかもしれません。けして自分を責めないでくださいね。
この時期に一番大切なのは赤ちゃんとママが笑顔でいられる環境にいることです。
そのために道具も人も精一杯活用しましょう。
最後に抱っこして締めるのはわたし、そのくらいのアバウトな気持ちでいましょう。
赤ちゃんはママの笑顔が大好きなのですから。
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