新任の先生にとっては、受け持ちの児童から暑中見舞いのはがきをもらうのは、
嬉しいものですね。
でも、期待以上に暑中見舞いのはがきがきてしまったら、
嬉しい反面返事に困るのも事実です。
具体的に何を書いたら良いのか悩んでしまいますね。
相手が子どもだと思えばあまり肩苦しく書いてもいけませんし、
そうかと言って砕けすぎもいけません。
親御さんが見る場合も十分に想定して常識がないと思われないような
書き方をしなければいけませんね。
夏休みといっても教師は何かと忙しいもので、
うっかり暑中見舞いの時期を過ぎてしまうかもしれません。
8月6日までに出せそうもない場合は初めから残暑見舞いを書いた方が無難です。
では、その残暑見舞いの例文を見てみましょう。
平仮名で全文書きたい未就学児向けの例文
相手が未就学児童の場合や低学年の児童なら、全文平仮名で書きたいですね。
児童も親に読んでもらうより、
大好きな先生からのお手紙ならばなんとか自分で読みたいものです。
中身の書き方としては、児童が元気に夏休みを過ごしているかと近況を伺う、
自分はこんなふうに夏休みを過ごしているという近況報告、
暑い時期なので児童への体調を気遣う文を添える。
そして、文の最後には、必ず、夏休みが終わったら元気に会えるのを楽しみにしているよ、
と結ぶことです。
この一文があると、子どもはとても喜ぶと思います。
長い夏休みが終わった後に先生が学校で待っていてくれると思うと、
新学期が楽しくなるでしょう。
<例文>
〇〇ちゃん、げんきにすごしていますか?
とてもすてきなおはがきありがとう。
せんせいは〇〇をしてげんきにすごしています。
あついひがつづくのでからだをこわさないようにしてくださいね。
なつやすみがおわったらげんきにがっこうであいましょう。
せんせいは〇〇ちゃんにあえるのをとてもたのしみにしています。
せんせいより
へいせい○ねん○月
親への気遣いが更に大事な小学生向けの例文
小学生向けなら少し漢字を使っても大丈夫ですね。
夏休みの計画や勉強などにそろそろ自分の考えを持つ時です。
そんな夏休みの計画や勉強、宿題についてのアドバイスなどを
入れてみるのはいかがでしょうか。
また、保護者も見るのだいうことを念頭において書きましょう。
気をつけたいことはクラス全員に出すのなら、同じ文章量で書くことです。
お母さん方が見比べて、自分の子どもへのコメントが他の子よりも
短い場合は不満を持たれてしまいます。
お母さん方はいつも自分の子どもと他の子を見比べているというこを考えて行動しましょう。
クラス全員同じ文なら問題はないかもしれませんが・・・。
しかし、受け取った児童からすると、やはり自分宛の残暑見舞いをもらった方が、
嬉しいでしょうね。
ひとりひとりを頭に浮かべながら書いていくのが良いと思います。
〇〇さん、とその子の名前を入れて呼びかけると、
はがきを受け取る子どもの嬉しさも倍増するでしょう。
保護者がみても大丈夫なように、残暑見舞いの形は整えた方が良いですね。
<例文>
ざんしょおみまいもうしあげます。
まだまだ暑い日が続きますが、〇〇さんはお元気ですか?
とてもすてきなおはがきありがとう。
楽しく夏休みを過ごしているようで先生はうれしくなりました。
宿題を早めに終わらせて、楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。
始業式に元気な〇〇さんに会えるのを楽しみにしています。
先生より
平成○年○月
また、イラストを入れたりして可愛いはがきにするのも良いですね。
文字ばかりではつまらなく感じてしまいます。
残暑見舞に季語を入れたりして共感できる文章を作る
残暑見舞いのはがきは、残暑見舞いの挨拶、相手の体調を気遣う言葉、
自分の近況報告や新学期に会うのを楽しみにしてるなどを書けば十分ですが、
季語を入れるとより共感できる文章になるのではないでしょうか。
<例文>
ざんしょおみまいもうしあげます。
毎日セミが外で楽しく鳴いています。
〇〇さんは元気に過ごしていますか?
とてもすてきなおてがみありがとう。
新学期に元気な〇〇さんに会えるのを楽しみにしています。
先生より
平成〇〇年○月
こんなふうにセミやひまわり、トンボなどといった季語を入れて書くのも良いと思います。
そして子どもに体調を気遣う言葉を入れます。
自分の近況を書いて、新学期に会うことを楽しみにしているという言葉で締めくくります。
季節を感じられてよいですね。
その季語にあったイラストなどを付け加えれば、可愛いはがきになって、
なお素敵な残暑見舞いのはがきになりますね。
まとめ
児童から暑中見舞いのはがきをもらうと教師としては嬉しいものですね。
でも、慌てて返事をかくことはありません。
暑中見舞いは間に合わないなと思ったら、初めから残暑見舞いにしてしまいましょう。
残暑見舞いの特徴は暑中見舞いのお礼の文章を添えるということですね。
児童が低学年なら全文平仮名で書いてあげる方が親切です。
大好きな先生から来たお手紙なら子どもは自分で読みたいものです。
子どもの体調を気遣う言葉や、
新学期に元気に会えることを楽しみにしているということを
添えてあげると、喜びは2倍になるでしょう。
先生からのお手紙を受け取った子供の目がキラキラ輝くのが目に浮かびますね。
子どものひとりひとりに返事を出すときには、
文章の量を均等にするように気をつけましょう。
保護者の間で要らぬ反目が生まれてしまうかもしれません。
受け持った子どもたちの顔を思い浮かべれば、
自然と素敵な残暑見舞いができ上がることでしょう。
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