暑い時期になると大活躍する氷。
「そういえば氷が冷蔵庫にあったかも?」
「でもこれっていつ買ったものだっけ?」
と、使用前に考えてしまうものって、一人暮らしだと結構ありますよね。
大丈夫!その氷使えますよ!
氷の賞味期限から、今後の保管方法までを一気にご紹介!
基本的に氷に賞味期限は無い
まず初めに、一番気になる、氷に賞味期限はってあるの?
ですが、氷に賞味期限はありません!
なので、その氷使えます!
マイナス18度以下は微生物や菌が活動できないため、
長期間保管していた氷が腐ったりすることはありません。
しかし、冷凍庫に買ってきた氷を長い期間入れておくと、
氷が小さくなったかな?と感じることはありませんか?
これは、氷が「昇華」したからです。
昇華とは、物質が変化するときに、固体→液体→気体の順で変化しますよね。
その中で、固体→気体というように、
液体を経ずに気体になることを「昇華」と言います。
氷が小さくなるのは、冷凍庫の中でこの「昇華」が行われているからなのです!
氷室は非常に乾燥しているので、氷が氷室の温度を上げよう!
と水蒸気となります。
氷から出た水蒸気は、冷蔵庫の機能などによって、外に排出されてしまうので、
氷がまた温度を上げようと水蒸気になります。
氷がこれを繰り返すことによって、氷の大きさがどんどん小さくなります。
また、この昇華で形が小さくなるだけでなく、
長期間保管していると、氷に臭いがつきます。
賞味期限が無いからといって、臭いが付いた氷や、
ちょっと変形している氷を使うことには抵抗がありますよね。
市販のものはジップロックが付いている物を選びたい理由
現在、市販で売られている氷は、
プラスチックのカップに入っているものや、袋に入っているものなど様々です。
その中でも、オススメは「ジップロック」の付いた袋に入っている氷です。
一回で全て使い切ってしまえればいいのですが、
氷って大概一回では使い切れない量で売っていますよね。
ましてや一人暮らしの場合は、結構な期間持ちますよね。
そんなときに便利なのがやはり、ジップロック付きの氷です。
使い切れなかった時に、保管がきくことと、
しっかりと袋の口を閉めることができるので、臭い移りを防げます。
冷蔵庫は、肉や魚や野菜など色んなものを保管するので、
口が開いていると、氷はすぐに他の臭いを吸収していまします。
そして、もう一つはしっかりと口が閉めれることで、
空気に触れずに保管ができ、昇華しにくくなります。
やはり、氷が冷気に触れると、水蒸気になって・・・と繰り返してしまうので、
氷が冷気に触れないように防ぐこともできます。
また、氷が直接、空気に触れないメリットとして、
冷蔵庫を開け閉めした時に、知らず知らずに付いてしまう、
ホコリやチリがつきにくい!というメリットもあります。
このように、ジップロック付きの氷には良いことがたくさんあります。
ただし、ジップロックから氷を出す時の、手などが汚れていると、
氷を冷蔵庫から出している時に、袋の中で最近が繁殖するので注意が必要です。
市販の物は氷の元となる水はしっかりしたものを使用している
「山の中の純粋な水を凍らせて作った氷」で作るかき氷や、
「冬の間ゆっくりと時間をかけて凍らせた氷!」などと、
夏に行列が絶えないかき氷屋さんなどが、
テレビやラジオで話してるのを、耳にしたことがありませんか?
「氷を美味しくするには、良い水を使うこと!」
という定義が少なからずあるようです。
市販の氷は、自宅の水道水で作る氷と違って、
しっかりとした水を使っている場合が多いです。
そのため、水道水で作った氷は、不純物が入っているため、
全部が透明にならず、白い柱のようなものが真ん中にあったり、
グラスに移すとすぐに溶けてしまったりします。
すぐに溶けてしまう原因は、不純物が入っていることにより、
密度が低く、氷全体に熱が伝わりやすくなるためです。
しかし、市販の氷が作られる水には、不純物が少ないものが多いです。
また、氷を作る時間も、
ゆ〜っくりとマイナス10度ほどの温度で、時間をかけて凍らせています。
不純物が少ない水で、ゆっくりと時間をかけて凍らせることにより、
氷の結晶が大きくなり、溶けにくい密度の高い氷ができます。
そして、氷は腐らなくても水は腐ります。
できるだけ状態の良い水を使って作られた氷を選ぶと良いでしょう。
まとめ
氷には賞味期限は無いことがわかりました。
しかし、臭い移りして異種のするものや変形しているものは、
使用を避けた方が、美味しい状態で使用できるでしょう。
また、これから氷を購入する際には、ぜひジップロック付きの氷を選んで、
昇華や臭い移りから氷を守ってみてはいかがですか!
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