炭の火おこしをする前に知ってほしい!着火剤なしでも簡単な方法を伝授

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炭の火おこしの方法を調べると、たくさんの便利グッズを駆使する方法が

紹介されていますよね。

しかしお金をかけて便利グッズを揃える前に、

シンプルな火おこしの方法を知っておいていただいたいのです。

 

コンロ、炭、新聞紙、アルミホイルさえ手元にあれば、

コツさえ掴めば簡単に火をおこすことが出来ますよ。

 

・棒状にねじった新聞は井の型に積む

・炭は煙突状に立てる

 

シンプルな火おこしには、この二つが最大のポイントになります。

 

アウトドアで火おこしをするさい、着火剤はあるに越したことはありませんが

「忘れてしまった!」とか「使い方がよくわからない」

という事態だって起こり得ますものね。

 

それに火おこしの段階で手こずってしまい、

いつまでたってもバーベキューを始められない…なんてことには、

なるべくなりたくないというもの。

 

今回は、着火剤を忘れてしまったときにも慌てず対処できるシンプルな火おこしの方法を、

手順とあわせて詳しくご紹介いたします。

 

 

 

アルミホイルと新聞紙があれば大丈夫

 

冒頭でもお伝えした通り、シンプルな火おこしは必要な道具もとてもシンプル。

コンロと炭以外に必要なのは、アルミホイルと新聞紙です。

 

アウトドアでバーベキューをするときには、

アルミホイルと新聞紙は必ずと言っていいほど用意しているものですよね?

特別なグッズを用意することなく、有るもので火をおこせるということです。

 

それでなくともバーベキューともなると大荷物になり、

なるべくなら少しでも持ち物を減らしたいですよね。

シンプルな火おこしをマスターできれば持ち物も少なくて済みます。

 

ちょっとしたコツが必要なので、アルミホイルと新聞紙をそれぞれどのように使うのか、

次の項からひとつずつお伝えしていきますね。

 

 

 

 

底にアルミホイルを敷く

 

アルミホイルをコンロの底に敷くこと自体は、着火に直接的に関係するわけではありません。

 

しかしその後の火消しをおこなうときや、炭の処理などで非常に便利になってきますので、

強くおススメしたいのです。

 

しかも今回の記事では、着火剤の代わりに新聞紙を使う方法をご紹介します。

紙が燃えるということはそれだけ煤や灰が多く出るので、

やはりアルミホイルを敷いておくことで格段に後片付けがスムーズになりますよ。

 

 

アルミホイルをコンロの底に敷くことの利点は、

・使い終わった炭を処理するときに簡単にひとまとめにできる

大きく形が残った炭はトングなどで簡単に拾えますが、小さくなってしまった炭や粉々になってしまった炭は拾いきれません。

アルミホイルを敷いておくことで、細々とした炭を簡単にひとまとめにできますよ。

 

火消しツボの代用として

炭の火消しをおこなうには、自然に鎮火するのを待つか、

まだ火が付いた状態の炭を火消しツボに入れて消火するかのどちらかです。

どちらかというと後者の方が圧倒的にスピーディーで、かつ安全です。

なぜなら、炭をツボに入れ蓋をしてしまえば内部は酸欠状態になり、おのずと消火されます。

そして何より、燃え尽きる前に強制的に消化した炭は再利用できるのです。

コンロの底に敷いていたアルミホイルをそのまま丸めてしまい、

酸素を遮断してしまえば、その分早く消火できます。

あるいは、新たにアルミホイルを全体に被せてしまうだけでも大分効果があるでしょう。

 

コンロ底に直接油や水分が落ちるのを防ぐ

かなりの高温になっているコンロ底に直接油や水分が落ちてしまうと、

すぐに焼け付いてしまいます。

焦げ付いたような匂いが食材に移ってしまうのも防ぐ効果がありますよ。

またその後の掃除や手入れも格段に楽になります。

 

コンロが直接焼かれるのを防ぐ

コンロ自体は直接焼けた炭を入れておくことは問題ではありませんが、

やはり長期間に渡り直接火で焼かれていては劣化してきますよね。

あらかじめアルミホイルで養生し、直接火で焼かれるのを防いでいるのといないのでは、

劣化の進み方が格段に違うのです。

養生をしておけばコンロの耐久性も上がり、長く愛用できますよ。

 

 

このように、火おこしの前にはコンロにアルミホイルを敷いておく方が

何かと理にかなっているということですね。

さほどの手間ではありません。

ちょっとひと手間かけてコンロを養生しましょうね。

 

それにアルミホイルは、アウトドアでのバーベキューや食事の支度に何かと使用するので、

やはり一つは用意しておくのが良いでしょう。

 

普段ご家庭で使用するアルミホイルでももちろん充分こと足りるのですが、

今回はせっかくなのでアウトドアに適した厚手のアルミホイルを

いくつかご紹介しておきますね。

 

・キャプテンスタッグ「BBQ用厚手アルミホイル」

通常のアルミホイルの約5倍の厚さ。ワイドタイプなのでコンロの養生のほか、グリルの際の蓋の代用として使用するのもおススメです。

 

・尾上製作所「BBQお助けシート」

極厚の万能アルミホイル。網に巻いて鉄板代わりに使用することもできます。

 

・ロゴス「BBQお掃除楽ちんシート」

通常のアルミホイルの約3倍の厚さ。コンロの養生はもちろんのこと、ある程度の柔らかさがあるので、包み焼料理に重宝します。

 

 

 

新聞紙と炭の配置がポイント

 

いよいよ火おこしの段階に入るわけですが、必ず押さえていただきたいポイントは二つ。

 

・棒状にねじった新聞は井の型に積む

・炭は煙突状に立てる

 

いずれも空気の流れの力を利用し、より火の勢いを強くするための

大切なポイントになります。

 

着火剤を使わない火おこしの手順と併せて、一つずつ詳しくご説明いたしますね。

 

コンロ底に小さな炭を並べる

まずは比較的小さな炭を、高低差がつかないように均等に敷き詰めます。

 

 

新聞紙を棒状にし、井の型に積む

新聞は一枚を3等分か4等分に裂き、それぞれをねじって棒状にします。

それを井の字型に組んで積み上げていきます。ようするに、

キャンプファイヤーの薪の形状に積んでいくのです。

こうすることで、火を点けた時に空気の通り道ができますね。

空気が積み上げた新聞の内部を通り抜けていくことで酸素を含み、着火を促すのです。

まさにキャンプファイヤーの原理そのままということですね。

 

炭を煙突状に立てる

肝心なのは炭を煙突状に立てること。

井の型に組んだ新聞紙を囲むように、隙間なくグルリと炭を立てて

煙突のような形状にします。

こうすることでいわゆる「煙突効果」を生みだし、火おこし器の役割を果たすわけです。

下で着火し、温められた空気が上昇することで、より空気の流れを促します。

 

下から火を点ける

長めのチャッカマンを使い、必ず下の方の新聞紙に火を点けてください。

チャッカマンが無ければ、棒状にした新聞紙に火を点けてチャッカマン代わりにするとよいでしょう。

炎が下から上へ燃え上がる原理を活用するので、必ず下から火を点けてくださいね。

 

 

しつこいようですが、より早い着火を促すためには「空気の通り道」が不可欠になります。

以上の手順を踏めば約10分ほどでパチパチと火が燃え上がり、

やがて炭が内側から白っぽくなってきます。

 

 

 

 

まとめ

 

着火剤や火おこし器などの便利グッズを利用しないときには、

火や空気そのものの特性をうまく利用するということです。

火は上へ上へと燃え上がり、酸素を含んで大きくなります。

暖かい空気が気流となって上昇する原理もまたしかり。

自然の原理にしたがうということですね。

 

特別なアイテムを利用することなくシンプルに火おこしができれば、

あなたの株もグンと上がるかも??

 

着火剤を忘れてしまっても慌てることなく、

良い機会だと割り切ってチャレンジしてみてくださいね。

 

 

 

 

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