雑穀とは、簡単に説明すると米や麦以外の穀物のことです。
雑穀米とは、玄米や、粟、きびなどの数種類の穀物を白米に混ぜ込んで炊く米を指します。
雑穀米は以前から健康や美容によいと話題ですよね。
しかし、なぜ健康に良いのか具体的な理由は知らないという人も
意外に多いのではないでしょうか。
また、雑穀米は硬くておいしくないというイメージもありませんか?
ここでは、雑穀米が健康に良いと言われる理由や、
炊き方のポイントなどについてご紹介します!
雑穀米は健康に良いって本当?
雑穀米は健康に良いと言われ続けていますが、本当なのでしょうか?
雑穀米には、実際にたくさんの栄養が含まれています。
具体的にどんな栄養素が含まれているかについてご説明します。
雑穀米には、ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれています。
ビタミンは、髪や肌をきれいに保ってくれる効果を持っています。
また、免疫力もアップさせてくれます。
ミネラルは、人間の体には必要不可欠な栄養素の1つです。
歯や骨を丈夫にしてくれたり、貧血にも効果のある成分です。
また、ミネラルと合わせて食物繊維も多く含まれることから、
雑穀米は便秘解消にも効果的です。
加えて、雑穀米には鉄分も含まれています。
ミネラルや鉄分などは、白米では不足しがちな栄養素になります。
白米ではたりない栄養を補えるところも、
雑穀米が健康によいと注目される理由の1つなのです。
また、雑穀米が健康によいとされている理由は、実はその硬さにもあるんです。
硬いお米ですと食べるときに、しっかりよく噛むようになりますよね。
よく噛んでゆっくり食べることにより、
満腹中枢が刺激され食べすぎを防ぐことができるのです。
雑穀米の選び方は?
雑穀米にはたくさんの種類の栄養素が含まれていることがわかりましたね。
なぜいろんな種類の栄養素が含まれているかというと、
それはいろんな種類の雑穀が混ぜ合わされているからです。
つまり、雑穀米にどの穀物が含まれているかによって、栄養素自体が変わってしまいます。
自分が摂りたい栄養素がどの雑穀に含まれているかをしっかり把握しましょう。
それを基準に雑穀米を選ぶとよいでしょう。
どの雑穀がどの栄養素を含むのか、一例をご紹介します。
・きび:ポリフェノール、食物繊維、鉄分
・あわ:ミネラル、パテントン酸、鉄分
・ひえ:ミネラル、マグネシウム
・ハト麦:アミノ酸
・トウモロコシ:ビタミン、カリウム、マグネシウム、食物繊維
ポリフェノールは、抗酸化効果や生活習慣病の予防をしてくれます。
マグネシウムは、ミネラルと同様骨や歯を丈夫にしてくれたり、
血圧の上昇を防止してくれる効果があります。
このように、それぞれの穀物に様々な栄養素が含まれているんですね。
美肌効果や便秘解消など女性にうれしい効果もあります。
ぜひ自分に合った雑穀米を選んでください。
雑穀米を選ぶときは、価格もポイントになります。
雑穀米は、安いものから高値のものまで、幅広い値段設定で販売されています。
雑穀米をこれから始める方の中には、
とりあえず安めのもので試してみたいと考えている方も多いと思います。
しかし、安い値段設定の雑穀米には注意が必要です。
ほとんどの確率で、輸入米が含まれているからです。
輸入米は、国産の米に比べてパサついた食感で、甘みもありません。
雑穀米の本来の味や食感が、あまりよくないイメージになってしまいかねません。
おいしい雑穀米を見つけたいのであれば、値段にもしっかり目を向けてみましょう。
雑穀米炊き方!鍋を使う際の注意点は?
雑穀米を炊くなら、炊飯器より鍋の方をおすすめします。
鍋の方がおいしく炊くことができるからです。
雑穀米を炊くときのコツは、
・いつもの炊飯より少しだけ水の量を多くすること
・炊き始める前に水にしっかり浸すこと(30分~1時間が目安です)
・炊きがったら15分ほど蒸らすこと
です。
水分量や炊き時間などは雑穀の割合や好みによっても変わります。
白米を炊くときと同様に、おこげが好きな人は長めに炊くなどするといいですね。
少し調整を加えることでよりおいしく炊くことができるでしょう。
鍋でご飯を炊いている最中は、基本的に鍋の蓋はあけないようにしましょう。
火を強くしすぎるとふきこぼれてしまうこともあるので注意が必要です。
また、炊きあがって蒸らしたあとも、そのまま放置するとお米が硬くなってしまいます。
蒸らし終わったあとはしっかり底からかきまぜるようにしましょう。
まとめ
雑穀米は非常に栄養価の高い食べ物です。
白米に少し混ぜるだけで、
健康だけでなく美容やダイエットにも効果があるのはうれしいですね。
しかし、雑穀米は白米に比べて消化がよくありません。
いきなり食べすぎてしまうと逆におなかを壊してしまう人もいるそうです。
食物繊維などの栄養分がそれだけ多いということですが、
そういった危険性も持っているということも頭に入れておきましょう。
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