暑い時期になると私たちを悩ませるのが、蚊の存在ですね。
実は蚊は4月の終わりごろから活動を始めます。
22℃から30℃程度が、蚊が活発になる気温なのです。
私たちがまだ肌寒いくらいに思っている時期から、蚊は実は現れ始めているのですね。
蚊への対策として1番に思いつくのはやはり蚊取り線香ではないでしょうか。
夏の風物詩のような存在にもなっている蚊取り線香ですが、実際に効果はあるのでしょうか。
特に屋外では、室内に比べて効果が期待できないように思えますよね。
ここでは、屋外での蚊取り線香の効果について解説いたします。
蚊取り線香の効果は屋外ではどの程度あるのか?
蚊取り線香には、ピレスロイドという成分が含まれています。
除虫菊の花に含まれているピレストリンという成分があります。
ピレストリンには、殺虫効果があり、それを科学的に合成したものがピレスロイドなのです。
殺虫成分を線香の中に混合させ燃やすことによって、
その成分を空気中に含ませるのが蚊取り線香の仕組みなのです。
つまり、蚊の退治に効果があるのは、煙の部分だけではないのです。
燃えたときに出る成分に効果があるため、屋外でもしっかり効果は発揮されているのです。
殺虫成分に加えて、蚊は蚊取り線香から発せられる除虫菊の香りが非常に苦手です。
煙がなくても、蚊取り線香の香りがする範囲にはしっかり効果が届いているのです。
蚊取り線香の効き目の範囲は、約6畳分とされています。
屋外では、蚊取り線香から半径2mの距離であれば殺虫効果は期待できます。
蚊取り線香の効果をアップする為に屋外ですべき事は?
屋外でも充分効果のある蚊取り線香ですが、
やはり室内に比べるとその効果は下がってしまいます。
そこで、少しでも屋外で蚊取り線香の効果を上げるためのコツをご紹介します。
蚊取り線香を数か所に置くことです。
屋外では、やはり風の影響が1番の敵となります。
風が吹くことで蚊取り線香の成分が飛ばされてしまうので、
風上に蚊取り線香を置くのがいいです。
しかし、風向きはどうしてみ一定ではなく変わってしまいます。
どの風向きでも対応できるように、
屋外では蚊取り線香を四隅に配置させることをおすすめします。
そうすることで、どの向きに風が吹いても、
人がいるところに殺虫成分を届かせることができます。
蚊取り線香の屋外での効果についての注意点は?
蚊取り線香を屋外で使用するときには、少しでも低い場所に置くようにしましょう。
室内であれば、煙や成分は天井にぶつかることにより部屋全体に広がっていきます。
しかし屋外では天井がないため、
煙や成分はどんどん上に上がっていってしまうことになります。
しかし蚊は、私たちの足元をよく狙ってきます!
蚊は、足のにおいに寄ってきます。
さらに、蚊がよく飛ぶのは地面から1メートル付近のところまでが多いとされています。
煙や殺虫成分をいくら上の方に漂わせていても、
蚊取り線香の効果は発揮されないということです。
そのため、なるべく低いところに蚊取り線香を置き、
地面に近いところに少しでも殺虫成分が浮遊するようにしましょう。
蚊取り線香の持続時間は、一般的なもので約7時間とされています。
なかなか長時間持続してくれるという印象ですよね。
蚊取り線香はもともと棒状で開発されましたが、倒れてしまう危険性と、
長時間燃やすことができませんでした。
それらの問題を解決するために、現在の渦巻き型が発明されたのです。
おかげで、大型の蚊取り線香ですと12時間の持続効果がを持つようになりました。
しかし、たとえば扇風機やエアコンの前ですと風のせいで早く燃えてしまいます。
屋外ではどうしても風は免れませんので、
持続時間は室内よりも短くなってしまうことになります。
また、蚊取り線香は火を使うので、火事にはくれぐれも気を付けましょう。
子どもやペットが近づかないようにすることも大事です。
まとめ
蚊取り線香は、殺虫成分を持ちながら、人体には害がほとんどないとされています。
小さいお子さんやペットがいる方には特におすすめですね。
ただし、猫は蚊取り線香の成分が苦手なようです。
猫以外にも、蚊取り線香の成分が合わない動物はいるようです。
使用の際は一度確認することをおすすめします。
コンセントも必要ないので、屋外でも非常に使いやすいですよね。
最近では、吊り下げるタイプの蚊取り線香も販売されています。
どうしても蚊に刺されたくない人でも、
屋外でも肌身離さず持っていられると評判のようです。
蚊取り線香の香りで毎年夏を感じていましたが、
実際に効果もしっかりあるというのはありがたいですね。
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