デートで彼女と観覧車に乗るって、憧れてしまいますよね。
いつの時代も観覧車デートというのはカップルの憧れになっているようです。
しかし、もし彼女が「観覧車は苦手」と言うのなら、
絶対に無理を強いてはいけませんよ。
意外と思うかもしれませんが、
観覧車に恐怖を感じてしまう人は意外に多いのです。
苦手な人にとって「観覧車は安全だから大丈夫だよ、平気だよ」
というのは詭弁というもの。
極端なことを申し上げれば、「安全な観覧車」と
「危険な自転車」なら後者を選ぶことでしょう。
観覧車が苦手な理由に恐怖症やトラウマなどの心理的な病気が絡んでくると、
無理に勧めてしまうのはもはや何らかのハラスメントとなってしまいます。
あなたの信頼はたちまち音を立てて崩れ、地に落ちることでしょう。
最悪の場合、その日のデートの帰り道には、
あなたと彼女は赤の他人同士になってしまうかもしれません。
今回は、観覧車が苦手な彼女に無理強いをしてはいけない理由をお教えいたします。
この記事を読んでくだされば、観覧車デートに憧れを抱いているあなたにも
納得していただけるはずです。
言うなればあなたと彼女の今後の信頼関係にも関わるようなお話なので、
この機会に是非とも覚えておいてくださいね。
横に座ったら傾くから隣同士には座れない
せっかくカップルで観覧車の乗り込んだのなら、
隣同士で座って楽しみたいと思うのが定石でしょう。
できるだけ距離を縮めたいと思うそのお気持ち、とてもよくわかりますよ。
しかし観覧車が怖い人にとって、隣同士で座るだなんて冗談じゃない!!
心の中ではそう叫んでいることでしょう。
もしかしたら、あなたに不信感さえ抱いてしまうことでしょう。
なぜなら観覧車のゴンドラのどちらかに重みが片寄れば、
そのぶんゴンドラが傾いたり揺れが大きくなったりしてしまうからです。
そもそも観覧車が苦手だということは、ゴンドラが傾いてしまう云々の前に、
高い場所や狭い場所に恐怖心を抱えている場合が多いのです。
ただでさえ勇気を振り絞って、大切なあなたのためにゴンドラに乗り、
高くて狭い場所に我慢をしながら座っているのに、
そのうえわざわざゴンドラが傾くような真似をされた日には…
こう例えると分かりやすいのではないでしょうか。
例えばあなたにとても苦手な食べ物があるとしましょう。
あなたが苦手なのを承知で彼女に
「これは美味しいし体にもいいし毒ではないのだから、食べなよ!」とか
「わたしはすごく好きなんだから、あなたも一緒に食べるべき」
と言われてしまったらどう感じますか?
おまけに、その食べ物しかない飲食店に連れていかれて
「この中から選んで食べろ」と言われてしまったら?
さすがに彼女に対して不信感を抱いてしまいませんか?
観覧車が苦手な彼女を無理にゴンドラに乗せて、
挙句の果てに隣同士に座ってしまうのは、上記の例え話と同じことなのですよ。
もし彼女が重度の高所恐怖症や閉所恐怖症なら、
命の危険さえ感じてしまうことでしょう。
観覧車デートはあなたの憧れだからという理由で、
彼女にこんな可哀そうな思いをさせるのですか?違いますよね。
ここは潔く諦めましょう。
彼女にとってデートコースに観覧車は除外されている
そもそも観覧車が苦手な人にとって、
わざわざ自ら「観覧車に乗る」という選択肢はないのです。
それがたとえデートコースであっても同じことです。
だって、せっかくの楽しいデートでわざわざ好きこのんで怖い思いをしようと思いますか?
百歩譲って「今日は観覧車の恐怖を克服しよう!」と決意していたとしても、
よりにもよってデートの日にそれを決行すると思いますか?
というか、もしあなたが彼女の立場ならそうしますか?
しませんよね。
楽しいデートの日を選んでわざわざ怖い思いをしようとか、
恐怖症を克服しようとは思わないはずです。
やはりデートの日は楽しい思いで締めくくりたいはずですよね。
もうお分かりかと思いますが、彼女がデートコースから
苦手な観覧車を除外するということは、
あなたとのデートを思い切り楽しむためなのですよ。
あなたも自分もイヤな思いをしないようにという配慮でさえあるのです。
ひいてはあなたが憧れの観覧車デートを
大切な彼女と一緒に経験したいと思っているのと同じように、
彼女もまたデートで観覧車を除外することによって、
あなたのことを気遣っているということです。
そんないじらしい彼女の思いを是非とも汲んであげて欲しいのです。
観覧車に乗り何も話さず終わる場合も
ここまでを読んでいただければ、
無理やり観覧車に乗り込んだあとのことは容易に想像できるのではないでしょうか。
それはもう悲劇ですよ。
無理をしてゴンドラに乗り込み、
彼女は恐怖心に耐えながらジッと時が過ぎるのをやり過ごし、
隣に座ろうとするあなたに不信感を抱き、
そもそもこんなシチュエーションを招いたあなたを恨み…
すみません、後半はちょっと盛りすぎてしまいましたが、
あながち間違ってもいないと思いますよ。
いずれにしても楽しく会話どころではありません。
会話どころか、ゴンドラ内は戦々恐々とした空気になってしまうことでしょう。
最悪の場合あなたは彼氏どころか「嫌いな男性」にまで降格しかねません。
楽しく会話もできない、隣同士にも座れない、あなたが嫌われかねない、
とくればもう観覧車が苦手な彼女を無理やり乗せる理由など一つもないでしょう?
まとめ
いかがでしょうか、苦手なものを無理にすすめるということが
どれほど残酷なことなのかがお分かりいただけたのではないでしょうか?
あなたにだって一つや二つ、単純にイヤなものはイヤ!
なにをどう説得されようと無理!という物事があるのではないですか?
苦手な状況だったり、アレルギーのある食べ物であったり。
理屈ではありませんよね。
彼女に怖い思いを強いるだけではなく、
あなたの信頼も地に落ちてしまう可能性さえあります。
やはりここは憧れる気持ちをグッと我慢して、彼女のために潔く諦めましょう。
ひいてはあなたの信頼を保つことにもなるのですから。
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