バーベキューにおいて一番の心配事は、やはり炭を上手く起こせるかどうか。
火をおこすときにもたついてしまうと
大ブーイングが起きそうで緊張してしまいますよね。
そんな不安を抱いているあなたに是非とも
知っておいていただきたいポイントがあります。
それは、炎が燃え上がる原理を上手に利用すること。
物が燃えるときに必要不可欠な酸素と
空気の流れをうまく応用して炭を起こせば、
ほとんどの場合が上手くいきますよ。
今回の記事では、初心者でも比較的失敗がなく
スムーズに火をおこすためのルールや、
逆にやってはいけないポイントを詳しくご説明いたします。
必見!炭の起こし方にはルールがあった!
炭を起こすさい、守っておけば上手に
火を起こすことができるルールが何点かあります。
・炭と炭とのあいだに空気の通り道を確保する
・炭と炭とのあいだを通る空気が上昇気流になるように組む
・かならず下から着火する
・空気を送り込む
このルールは、子供の時に理科で習った
「炎が燃え上がる原理」をうまく利用したものなので、
比較的イメージしやすいかと思いますよ。
色々な場面で役に立つので、
この機会にぜひとも覚えておいてくださいね。
それでは一つずつ詳しくご説明していきます。
炭と炭とのあいだに空気の通り道を確保する
炭と炭を密着させるのではなく適度に隙間をつくらなければ空気が通っていきません。
物が燃焼するには酸素が不可欠ですよね。
なかでもオススメなのが、井の型に組み合わせる方法。
ようするにキャンプファイヤーの薪の組み方です。
炭の大きさが不ぞろいで井の型に組むことが出来ない場合は、
大きさの違う炭同士を重ね合わせて十分な隙間を確保してあげると良いでしょう。
炭と炭とのあいだを通る空気が上昇気流になるように組む
上記の方法でうまく酸素を取り込んでも、
その空気がなかで留まっていては意味がありません。
炎が上へ上へと上昇する原理を応用するために、
取り込んだ酸素を上昇気流にさせればより上手に火をおこすことが出来ますよ。
なかでもオススメなのが、大きな炭で煙突を作ること。
どういうことかというと、
上記で組んだ炭のまわりを大きな炭でグルリと縦に囲み、
煙突状に組むのです。
グルリと囲みこむことで行き場を失った酸素が上へ上へと流れ、
上昇気流を生み出すという仕組みです。
かならず下から着火する
上手に炭を汲んでも、上から着火したのでは何の意味もありません。
火は上に向かって燃え上がるので、
かならず組んだ炭の一番下から着火してください。
空気を送り込む
酸素をより多く取り込み、勢いのある上昇気流を生み出すために、
外から空気を送り込むとより効果的です。
汲んだ炭の下の方からうちわなどであおぎ、
空気を送り込んであげてください。
あまりバサバサと激しくあおぐ必要はありません。
激しくあおぐと、灰をまき散らすことになってしまいます。
炭を起こすのにかかる時間は?
コツさえ掴めば30分もあれば火をおこすことが可能でしょう。
しかし炭を起こすのがほとんど初めての場合や不慣れな場合は、
一時間程度をみておいたほうが良いでしょう。
わたし自身は、炭の組み上げから全体に火が回るまで
30分から40分ていどかかります。
風の強い日だともう少し早めに火が回るかな?といった具合です。
ちょっと遅めですが、そこは女性ということでご勘弁を。
一度でも炭を起こしたことがある方ならお分かりかと思いますが、
一度火が回った炭は早々に鎮火してしまうことはありません。
ですので炭起こしに不安がある方は、
キャンプ場に着いて早々に炭を起こし始めるのが無難でしょう。
ご自宅でバーベキューをする場合は、
たとえばお昼に焼き始めるのなら午前中から炭を起こしておくのが良さそうです。
先述したように、一度着火した炭はそう簡単に鎮火してしまうことはないので、
早め早めに準備しておくことがおススメです。
バーベキューをはじめる段階で火がついていない…となってしまっては、
ちょっといただけないですものね。
絶対にしてはいけない事!注意事項を解説!
先述した以上のポイントをふまえながら、
今度は逆に「これだけはやらないほうがいい!」という
ポイントもまとめておきましょう。
・着火剤を一番下に置かないで上に置く
・大きな炭から着火させる
・炭をまとめない
前の項でお伝えしたことをご理解いただければ、
言わずもがなといった感じでしょうか。
一つ一つ詳しくご説明していきますね。
着火剤を一番下に置かないで上に置く
炎は下から上に上がるので、着火剤は下に置かなければ意味がありません。
大きな炭から着火させる
大きな炭は着火すれば大きな火力になりますが、
そのぶん火が点きにくく起こすのに時間がかかります。
火が点きやすい小さな炭から着火させ、
その火を徐々に大きな炭にうつしていくというイメージで起こしてください。
炭をまとめない
炭に一つ一つ火を点けるのではなく、
小さな炭から大きな炭へだんだんと火をうつしながら着火させます。
そのため起こすときには炭をひと固まりにまとめておく必要がありますね。
まとめ
以上のポイントを押さえていただければ、対外上手に炭を起こすことができますよ。
げんにわたし自身、炭起こしのさいに
「あれ、火がつかないな…」という事態になったことはありません。
コツさえ掴んでしまえばどなたにでも簡単に炭起こしができますよ。
今回ご紹介した方法で、
バーベキューのときにはあなたの株をグンとあげてくださいね。
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