炭を起こすのは、コツさえ掴んでしまえば女性でも簡単にできてしまいます。
炭の組み方にもいくつも方法がありますが、
・組み方のルールをふまえる
・火は下から上へと燃え上がる
・空気の通り道が必要不可欠
以上の3点をおさえていただければ、
たとえ女性でもだいたい30分程度で火を起こすことができますよ。
今回は、この重要な3点を詳しくご紹介していきますね。
炭の組み方にはルールがあった!
・炭と炭とのあいだに空気の通り道を確保する
・炭と炭とのあいだを通る空気が上昇気流になるように組む
・炭を組むことで組んだ天井を塞いでしまわないようにする
炭を起こすさいには守るべきルールがあります。
どのような組み方をしても、以上のポイントをしっかりと
押さえておけば失敗することなく火をおこすことができますよ。
物が燃焼するときの原理を思い出していただければ
比較的イメージしやすいのではないでしょうか?
それではこの3つのポイントをひとつずつ詳しく説明していきますね。
炭と炭とのあいだに空気の通り道を確保する
物が燃焼するときに必要不可欠なものと言えば、酸素ですね。
酸素が遮断されてしまうと、せっかく点けた火も自然と鎮火してしまいます。
組んだ炭と炭との間には空気が通り抜ける隙間を充分に確保することが大切ですよ。
炭と炭とのあいだを通る空気が上昇気流になるように組む
前述した炭と炭との隙間を通り抜ける空気が上昇気流になれば、より大きな炎となって燃え上がる効果があります。
ようするに、煙突効果のことです。
上へと燃え上がる炎に上昇する酸素を加え、より燃焼効果を上げるという仕組みですね。
炭を組むことで組んだ天井を塞いでしまわないようにする
炎というのは下から上へと燃え上がります。
そして前述した上昇気流も、
天井が塞がっていては上へと酸素が登っていくことはできません。
炭を組む時の隙間の中で、もっとも重要な隙間はこの「天井にあける隙間」なのですよ。
以上の3つのポイントをふまえると、おのずと炭の組み方も限定されてきます。
女性でも簡単に出来る組み方は?
それではいよいよ、前の項でおつたえした
「炭の組み方のルール」にのっとった組み方を実際にご紹介していきますよ。
煙突型に組む
個人的にいちばんおススメなのはこの煙突型。
上昇気流をもっとも発生させやすい方法です。
まずは着火剤を置きます。
その上に小さな炭を隙間を作りながら適当に重ね、小さくまとめます。
その周りに大きな炭を立ててグルリと囲んでしまいます。
煙突のような形にしてしまうということですね。
あとは着火剤に直接火を点け、パチパチという音がしてくるのを待つだけ。
音がし出して炭が白っぽくなってきたら、下や横からうちわなどで風を送り込みます。
ちなみにわたしはいつもこの方法で火をおこします。
着火剤を忘れてしまったときも、
ちょっと時間はかかりますが新聞紙や割りばしなどの代用品で
炭を起こすことができましたよ。
人の字型に組む
立てられるような大きくて太い炭がない場合には、こちらの方法がおススメです。
煙突型の時と同様に、まずは着火剤を下に置きます。
その上に小さな炭をいくつか組み、まとめます。
ここまでは煙突型に組むまでの方法といっしょですよ。
まとめた小さな炭を囲むように、大きくて長めの炭を
人の字をいくつも重ねるように置いていきます。
ようするに、焚き木の薪を組むような形です。
あとは着火剤に直接火を点けます。
パチパチという音がし出し、炭が白っぽくなってから空気を送り込みますよ。
煙突型よりかは酸素が上昇しにくいので、
ちょっと多めにうちわなどを使って風を送り込んであげてくださいね。
井の字型に組む
長くて大きな炭がたくさんあるときには、こちらの方法がおススメです。
井の字型とは、ちょうどキャンプファイヤーの薪の組み方のような形のことですよ。
まずは上記の方法と同様に着火剤を下に置きます。
その周りを囲むように、炭を井の字型に組んでいきます。
これも中央がちょうど筒状になるので、
上昇気流が発生しやすい仕組みになっているというわけですね。
炭を組む際の注意事項は何か?
では逆に、炭を組む時の注意事項はなんなのか?それは、
・隙間なく密集させない
・炭をバラバラとまとまりなく置かない
・組んだ真下から点火できるような隙間を作っておく
前の項でお伝えしたことをイメージしていただければ言わずもがなでしょうが、
こちらも一つずつ詳しくご説明していきますね。
隙間なく密集させない
何度もしつこいようですが、炭を起こすさいには空気の通り道が必要不可欠です。
わたし自身ももちろん女性はどうしてもやってしまいがちですが、あまりきっちりと密集させないようにしましょうね。
大きさが不揃いのものを積み上げるなどの工夫が必要です。
炭をバラバラとまとまりなく置かない
逆に、あまりにもまとまりなくバラバラに置きすぎるのも問題です。
なぜなら、炭を起こすには
「小さい炭から徐々に大きい炭に火をうつしていく」
という方法をとるからです。
バラバラに置いてしまっては一つの炭から火が燃え移ることができなくなってしまいます。
隙間は作っても、炭と炭とが必ず少しでも接着している部分があるのが理想的ですよ。
組んだ真下から点火できるような隙間を作っておく
忘れてしまいがちなのが、着火するための隙間を作ること。
火は下から上へと燃え上がるので、どれほど上手に炭を組んだとしても
上部から着火したのでは燃え移ることができません。
必ず組んだ炭の真下から着火できるように、
下の部分に着火するための隙間を忘れずに作ってくださいね。
まとめ
バーベキューやキャンプのさいに皆が口をそろえて言うのは、
「炭起こしがとにかく大変!むずかしすぎる!」ということですよね。
例えばまったくの初めてで、一発で上手くスムーズに炭を起こすのは
難しいかもしれませんが、
今回ご紹介したポイントをおさえていただければ大丈夫。
瞬く間に炭が起きた、とまではいかないにしても失敗はほとんどないでしょう。
げんに、この記事をご紹介しているわたし自身が失敗したことがないのですから、
これは間違いありません。
ですので、あなたも是非ともチャレンジしてみてください!
コツを掴んだら、悪戦苦闘している男性諸君を助けてあげるのも
気分がいいかもしれませんよ。
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