旬の食べ物を食べることは、運気を上げるとも言われるくらい体に良いことです。
秋といえば、野菜やキノコ類はもちろんですが、
何と言っても旬なのがさんま!
近頃は不漁のため値上がりすることもしばしば。
ただ、たくさんさんまをいただいてその日に食べきれない!
なんてお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はさんまの冷蔵保存方法や消費期限についてまとめてみました。
生さんまの冷蔵保存はそのまま?何か下処理をしたほうがいいの?
生のお魚を購入したりいただいたりするときは、
発泡スチロールなどの箱いっぱいに氷づめされている場合や、
袋にいれられている場合など様々な形で渡されますよね。
特にさんまは切り身ではなく、丸々一匹ゲットすることも多いと思います。
そうすると、そのまま冷蔵庫に保存しちゃえ!
となってしまっていませんか?
せっかく手に入れた新鮮なさんまですから、鮮度を保つ方法を試してみてください!
さんまの冷蔵保存方法①
丸ごとそのまま保存編
この場合のそのままというのは、内臓を取らない、包丁をいれていない状態のことです。
丸ごとのさんまを保存するときには「氷水」につけておくのが一番です。
また、その際の氷水にはお塩をいれてあげると良いです。
生まれ育った海の環境に似せてあげることで、
より新鮮さ・おいしさを保つことができます。
タッパーや蓋つきの発泡スチロールなどにお塩入りの氷水を張って、
そこに保存したいさんまをいれます。
あとは、ふたをして冷蔵庫で保存するだけです。
容れ物さえ用意できればとってもお手軽な保存方法ですよね。
この方法は内臓を一緒に保存するので、
丸焼きにして食べたい!という方におすすめです。
内臓をとって切り身として保存する場合や、
ぶつ切りにして焼くなどの食べ方をする場合は、以下の方法もおすすめです。
さんまの冷蔵保存方法②
内臓をとって保存編
まずはさんまの内臓や血を取り除きます。
この際には「つぼ抜き」という方法がとっても簡単に内臓とりができますよ。
お腹を下にしてまな板に置いたら、胸ビレの上側に包丁をいれ、
骨に当たったところで止めます。あとは頭を残して包丁をひゅっと引き抜くだけ!
さんまの頭と内臓はくっついているので、頭を残すことで内臓も一緒にとることができます。
さんまの内臓は苦味が特徴で、そこが好き!という方も多いです。
ただ、アニサキスなどの寄生虫がいる可能性もあります。
これは食中毒を引き起こしてしまう寄生虫ですので、注意が必要です。
アニサキス自体は熱には弱く、70度以上の加熱処理を加えると
食中毒が予防できると言われています。
気をつけたいのは調理器具を使いまわすこと。
内臓に触れた包丁やまな板はきちんと殺菌処理をしてから、
違う食品を取り扱ってくださいね。
内臓をとったらきれいに水洗いして、キッチンペーパーで水分を拭き取りましょう。
その後、ラップでくるんでジップロックなどに入れ、冷蔵庫に保存します。
この際できるだけ空気を抜いてあげましょう。
空気に触れてしまうと、劣化が進むスピードを早めることになってしまいます。
生さんまの冷蔵保存の消費期限は?いつまでに食べればいい?
では冷蔵庫にいれたさんまは、それぞれどのくらいの期間もつのでしょうか?
・そのままのさんまを保存した場合 → 1日
・内臓処理をした場合 → 2〜3日
これ以上の日数は、生物ですので避けておきたいところです。
ただ、この期間内であっても水揚げされてからの保管方法や、
経過した時間によって状態は変わってきます。
さんまはまず初めに内臓から傷んでいきますので、
丸ごとの場合はお日持ちも少し短くなっています。
このさんま、大丈夫かな?を見分けるポイントとしては、
・内臓が柔らかくなっていないか?
・変なにおいがしないか?
・魚からネバネバした糸が引いていないか?
この3点は必ず確認しましょう。
内臓は傷むと柔らかくなり、溶けていってしまいます。
そこから腐敗が進んで匂いや糸引きを引き起こすのです。
少しでも長く保管する必要がある場合は、内臓の処理や血抜きをしっかり行いましょう!
生さんまを鮮度そのままに冷凍保存はできるの?
冷蔵保存では、特殊な機能のついた冷蔵庫でなければ
保存できる状態にも限界がありますよね。
それでは冷凍保存する場合であれば、
手に入れた時のあの鮮度を保つことはできるのでしょうか?
実際、そのままの鮮度を丸ごと、というのは難しい話です。
しかし、急速に冷凍することで、おいしさを閉じ込めて長く保存することが可能です!
さんまの冷凍保存方法
まず、上のさんまの冷蔵方法②と同様に内臓と頭をとり、血をよく洗い流します。
その後、1匹1匹、空気が入らぬようにラップで包んであげます。
そしてそれらを金属製のトレーに並べます。
あとは、冷凍庫で凍らせて保存するだけです!これだけで急速冷凍の効果が得られます。
もしかしたら、氷を用意するよりも簡単な保存方法かもしれませんね。
こちらの冷凍保存でしたら、長くて1ヶ月ほどもたせることができますよ。
食べる際には冷凍庫から取り出して、まずは包んでいたラップをとります。
あとはそれを1匹ずつキッチンペーパーに包みます。
氷が溶けて、水分が流れるのを防ぐためです。
あとは冷蔵庫にいれ、5〜6時間かけて自然解凍してあげましょう。
内臓を食べたい!!という方には不向きな保存方法ですが、
家族が揃ってから食べたい、たくさんあるから保存しておきたい、
という場合にはぜひ冷凍保存も試してみてくださいね。
まとめ
生魚の保存方法って難しそう…と思われがちですが、
包丁を使う工程は実はそんなに多くないのです。
氷やタッパーなどの必要なグッズが揃ってさえいれば、
簡単にさんまを保存しておくことができます。
手に入れたその日のうちに食べるのが1番鮮度が良いのは否めませんが、
おいしいさんまを食べたいときまでとっておけるのは嬉しいですね。
内臓をとることは、保存期間を延ばす以外に
も食べる私たちの健康のためでもあります。
できればめんどくさがらずに処理して、
食卓には安全でおいしいさんまを並べましょう!
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