明日の天気って気になりますよね。
雨だと洗濯物も乾かないし、外回りの営業をされてるサラリーマンだと
雨で靴や靴下がビチョビチョになったりと、困ることばかりですね。
折り畳み傘を常にカバンに入れてる人なら心配いりませんが、
朝、家を出るときに傘を持って行くか・行かないかでも迷いますよね。
持って行って雨が降ればラッキー、
雨が降らなければ余分な荷物になって邪魔…
ってなったりもしますよね。
そこで気になるのが降水確率ではないでしょうか?
でも降水確率ってそもそも何なのでしょう?
降水確率が50%だったら、雨が降るか降らないか、
確率は五分五分ってことでしょうか?
そう思われてる方も多いんですが、実はそれって間違いなんです。
では降水確率が50%というのはどういうことか、見ていきましょう。
降水確率50%とは何を基準に出しているのか?
降水確率は、予報区域内で同じような気象条件になったときの、
過去のデータを元に算出されます。
つまり降水確率50%とは、
同じ地域・同じような気象条件で、
雨が降った日と降らなかった日を比べると、
2回に1回の割合で1mm以上の雨が降った実績がありますよ、
ということなのです。
余談ですが、「パラパラと雨が降った」くらいでは、
「降水」として観測されません。
1mm以上の雨とは、1時間に1mmの雨が降ること…
とは言ってもあまりピンッとこないですよね。
体感的には「傘を持っていなくても、なんとか我慢できる程度の雨」が、
「降水」と観測されるのです。
降水確率50%の本当の意味は?
上述のように、降水確率とは雨の降る量を表しているわけではありません。
なので「10%だから降ってもあまり土砂降りにはならないかな」や、
「80%だから大雨になるだろうな」というわけではありません。
極端にいえば、降水確率が10%でも激しい雨が地域全体に降り続くこともあれば、
80%でも弱い雨が一部の地域でのみ降り続ける、ということもあるのです。
降水確率とは一定の地域の中で、どこか一ヶ所に、
降水量が1mm異常の雨が降る確率を表した数字なのです。
なので、「今日は降水確率が50%って言ってたのに、全然降らないじゃん!!」
ってこともあります。
しかし同じ地域の別のどこかでは、雨が降ってることもあります。
分かりやすく説明すると、
降水確率50%とというのは、同じ地域にいる人達の中で、
2人に1人は雨に降られるということです。
また、「降水確率が50%と100回予報されたら、そのうちの50回は雨が降る」
ということでもあります。
少し変な考え方ですが、原理としてはそういうことです。
また、予想区域内の中で、雨が降りやすい地域と降りにくい地域もあります。
例えば山の風上側では雨が降りやすいですが、
風下側では雨は降らないこともあります。
かなり極論ですがこの場合、雨が降っていない風下側にいても、
風上側で雨が降れば、降水確率は100%となる可能性があります。
どこまで参考にすべきか!外回りの仕事をしている必見!
いろいろ書いていきましたが、
結局降水確率はどこまで参考にすれば良いのでしょうか?
「降水確率」と「降水量」には関係がないとはいえ、
たとえば降水確率が30%のときは、激しい雨が降ることはあまりありません。
とはいえ雨が降る可能性はあるので、
こういったときは折り畳み傘を用意しておくと安心ですね。
50%は降るか降らないか、五分五分です。
こういうどっちつかずな数字って本当に迷いますよね。
しかし五分五分とはいえ、
私個人としては結構な確率で雨になることが多いと思います。
なので朝は晴れていても、午後から降水確率が50%だったら、
私なら傘を持っていきますね。
ちなみに降水確率が50%のときは、
1日外出する場合は五分五分ではなく、
75%の確率で雨が降る、という考えもあります。
これは6時間ごとに、50%の降水確率の予報が出ているからです。
つまり
・午前が晴れで午後も晴れの場合は、
1日を通して考えると雨は降らなかったことになります。
・午前が晴れで午後が雨の場合は、1日を通して見ると雨が降ったことになります。
・午前が雨で午後が晴れの場合も、1日を通して見ると雨が降ったことになります。
・午前も午後も雨の場合は、1日を通して見ても雨が降ったことになります。
このように降水確率が50%だと、
1日を通して見たときに、3/4の確率で雨が降るということになります。
なので1日の中で外出をする機会が多い、外回りの営業の方などは、
やはり折り畳み傘を用意しておくのがいいでしょう。
降水確率が60%以上のときは、半分以上の確率で雨が降ります。
この数値までいくと、もう折り畳み傘よりも、
普通の傘を持っていくほうがいいです。
個人的には降水確率が60%以上のときは必ず朝から雨、
あるいはたとえ朝のうちは雨が降っていなくても、
なんだか空がどんよりしているなぁ、空気がジメっとしてるなぁ、
絶対そのうち雨が降りだすんだろうなぁと思うので、
普通の傘を持っていくようにしています。
まとめ
私は今まで、降水確率を「雨が降る確率」と
「雨が降る量」という風に認識していたので、
10~30%くらいならほとんど雨が降らないか、
もし降っても傘がなくても大丈夫だろう。
50%だと大雨というほどではないけど、傘はあったほうがいいかな?
備えあれば憂いなし!
90%だと雨確定。傘必須!と思っていました。
ところが降水確率というものを調べていくうちに、
50%という降るのか降らないのか、どっちつかずな時は
どうしたらいいんだ?!と少し混乱してしまいました。
しかし、これからは「結局降るの?!降らないの?!」というときは、
折り畳み傘を用意するようにします。
外回り営業の方や、それ以外の方でも可能であれば、
会社に置き傘ができたら安心ですね!
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