現代は国際社会と言われ、英語を目にする機会が多くなりました。
会社内の資料や論文が英語でかかれていたりすることもあります。
一方で日本人はまだまだ英語に対して苦手意識を持っています。
自分は英語に苦労したので自分の子供には英語で苦労してほしくない、
優秀な子になってほしいという思いから、
赤ちゃんの内にから英語に慣れさせたいという親御さんもいるでしょう。
実際、赤ちゃんの言語に対する上達ぶりは目を見張るものがあります。
では赤ちゃんの頃から英語を聞き流すことによって
英語が話せるようになるのでしょうか。
効果はあるの?デメリットは?
と言う事で、英語聞き流しについてまとめました。
まずはしっかり日本語を教えることから!
まずは母国語である日本語をしっかり覚えるのが大事。
何故かというと言語はその人の思考に関係があるからです。
母国語である日本語の語彙力が少なければ当然考える幅も狭まってきます。
例えば、日本には色彩に関する名前が海外と比較して多いようです。
名前が多い分、それだけ色の数を多く見る分ける事が出来ると言う事です。
第二言語が母国語を超える事はありません。
日本語を使ってまずは日本人としての感性や道徳観、
考え方を養うことが重要だと思います。
しかし小さいころからの聞き流しがいみがないわけではありません。
【関連記事】
赤ちゃんへの英語教育はいつからやればいい?最高のタイミングとは!
英語の聞き取り能力があがる?
小さいころに英語を聞き流していると、
英語の聞き取り能力の向上には効果があるようです。
赤ちゃんはすさまじい勢いで言語を習得していきます。
赤ちゃんはいきなり話し始める事はない為、
最初は周りを見て聞いています。
数カ月たつとこちらの言葉の意味を理解しているのかなという仕草をします。
じぶんの名前が呼ばれると振り向くようになります。
9カ月ごろになると手をたたき、バイバイができるようになり
10ヶ月ごろには周囲の会話の意味をある程度理解できるようになります。
赤ちゃんに小さい内に英語の聞き流しをさせる事で、
英語の細かい発音が聞き取れる能力がつき、
大きくなってから英語を勉強する際に役立つようです。
しかし、小さいころに英語をやっていても赤ちゃんレベルの内容の
英語のあかちゃん言葉を習っているわけなので、
大きくなるにしたがって、そのレベルの英語の学習は
継続的にしていく必要があります。
英語のDVDも効果的!?
DVDを見せておくのは楽ですし、数々の教材も販売されています。
子育てで忙しいお母さんの負担も少ないですし、
お母さんは英語が喋れなくてもDVDを見せておくことは出来ます。
しかしお母さんとの生きたコミュニケーションの中で
学ぶ英語にはかなわないです。
さらにDVDを見せる事による弊害も報告されています。
ワシントン大学の教授が2歳までの子どもを対象に
行った実験をおこないました。
そして言語教育用のDVDを視聴させるだけでは
英語教育の効果がないという研究結果を発表しました。
またDVDの視聴、1時間あたり、7単語前後の言葉の習得が遅れるという内容です。
赤ちゃんは人の表情を真似する事によって共感し
感情を感じる脳の細胞を増やしていると読んだことがあります。
DVDではなく実際に人がしゃべる英語を聞く事で
言葉と感情をリンクさせ生きた英語を喋れるのでないでしょうか。
どうしてもDVD学習をするのであれば
お母さんも一緒に参加するのをお勧めします。
お母さんが参加する事でお母さんの反応を子供が見る事が出来るからです。
まとめ
結局は英語を聞き流しさせて、あかちゃんに英語を教えたいのは、
お母さんやお父さんです。
赤ちゃんにとって本当にそれが必要か、
自分が英語をしゃべりたかったという願望を押し付けているだけなのか
考えてみてください。
人間として最も大事な、人を思いやる気持ちがあれば
英語などのツールは後からいくらでも身に着けることができます。
逆にひとを思いやる気持ちが無ければ
海外にいって英語が喋れても友達は出来ません。
そしてもしかしたら未来には、AIによるトランスレーターも出来ていて
英語はしゃべる必要が無いかもわかりませんよ。
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